アスア「さて、私も軍議の準備に戻りましょう」
ちょっと待ってくれ! いろいろと聞きたいことがあるんだ!
アスア「私はあの2人の話し声が聞こえたから来ただけで、あなたのような得体の知れない生き物と話すつもりはないわ」
得体の知れないってなんだよ! どこからどう見ても島ペンギンだろ!
ん? というかお前、さっきの話、聞こえていたんじゃないか?
アスア「さて、なんのことか」
-アスアさん! スピさんがあなたのことを好きらしいのですが、彼のことをどう思ってますか?
アスア「どう、と言われてもね。 優秀な指揮官だと思うわ。 少し策略を優先する余り、人の心を軽視する傾向がある気がするけれど」
いや、多分、そういうのを聞きたいんじゃないと思うんだ。
スピのことが好きとか嫌いとか。
アスア「好きか嫌いで言ったら好きよ」
まじかああああ!
よし、これは公式紹介ページに「恋人:スピ」と書くしかないな!
アスア「それで言うならオルデガだって好きだし、キトラも好き」
・・・・・・。
恋としての好きじゃないんだな。
アスア「好きか嫌いかで言ったら、と前置きしたわよね」
まあ、たしかに前置きしてたけど。
じゃあ、この質問だ!
-サタン軍の男性(主にムート、スピ、フォレス、タスク、ヴァルッサなど)で好みはどなたですか?またどの辺りが好ましく感じますか?
アスア「好み? それぞれの好感が持てるところを挙げればいいのかしら?」
いや、誰が好きかっていうのを教えてもらいたいんだと思うけど。
アスア「誰に恋愛感情を感じるかってこと?」
そうそう!
アスア「こんな戦線に立つような女が恋愛なんて出来ると思う? 明日には死ぬかもしれないのよ」
アスア「少なくとも私にはそんな余裕はないわね」
そうか。
じゃあ、いいや。それぞれの好感が持てるところを挙げてくれ!
アスア「ムート様は、サタン様に絶対的な信頼を置かれていてサタン軍にとってはいなければならない存在だと思うわ」
・・・それ好感を持っているところか?
アスア「ええ。 サタン様に信頼されていない人が自分の上に立っているよりは、サタン様に信頼されている人に立ってもらった方が良いでしょう?」
うーん。なんか・・・。なんか話の方向性が違う・・・。
アスア「スピとは時々意見が違う事もあるけれど、サタン軍をなんとしてでも勝利へと導こうとしている姿勢に好感が持てる」
けど、それはあくまでも恋愛感情ではないんだな。
アスア「ええ、全く違う」
アスア「フォレスは戦士になったばかりだけれど、優秀のようだから。 次に騎士に空きが出たら昇格するんじゃないかしら」
ああ、フォレスはまだ戦士の時代なのか、ここは。
アスア「その空きが私ってことも十分にあるわけだけど」
アスア「タスク、という人は知らないわね。 戦士ではないし、一般の兵士だとしたらとても名前を覚えてないわ」
そうか。フォレスが戦士ってことはまだタスクは騎士になってないんだな。
うーん、頭が混乱して来た。
アスア「ヴァルッサは・・・好感が持てるところ・・・。 どこかしら」
アスア「私が騎士に昇格した時に、代わりに戦士となった人だから、少しは気にかけていたんだけれど」
アスア「ああ、何も考えてなさそうで、ああいう風に生きればそれはそれで幸せなのかもしれないわね」
なんかひどい言われようだな。
アスア「これでいいかしら?」
求めてた答えとなんか違ったけど、まあ、これでいいや!
ん、けど、なんで質問の中にオルデガがいなかったんだろう。
-アスアが以前所属していた魔王軍の名前を教えてください
-サタン軍に所属する前に所属していた軍はどこですか?
アスア「魔王サルメット軍よ」
へえ。なんでその軍を離れたんだ?
アスア「魔王サルメット軍は魔王サタン軍に滅ぼされたから。 今はもうないのよ」
お前、自分の軍を滅ぼした相手の軍に入ったのか!
アスア「なに? 裏切り者だとか薄情者だとか蔑む?」
別にそうは思わないというか、良くこっちの事情知らないし。
けど、自分の軍にだって愛着とかあったんじゃないか? それを滅ぼした相手の軍に入るって、なんかあったのか?
アスア「別に魔王サルメット軍は愛着はなかったわよ。 位も持たない一兵士だったしね」
なんで一兵士のお前がサタン軍ではこうやって騎士になってるんだ?
アスア「その経緯を全て話すと軍議の時間に間に合わなくなってしまうわ」
アスア「さあ、もういいかしら。そろそろ軍議の準備をしないと」
あ、待ってくれ、まだ半分以上質問が残ってるんだ!
えっと、
-闇紋はどこにあるのですか?
アスア「脇腹よ。 はい、もういいでしょ?」
いや、えっと、待ってくれ。
やばい、まだ質問があるのに行ってしまう。 話が途切れないようにしなきゃ。
-くびれた腰が素敵です/// スリーサイズを教えてください
アスア「もう話すことはないわね」
こんな質問じゃ、引き止められない!
え、待ってくれ、やばい、何か
えと、ほんとに脇腹にあるのか!?
アスア「何が?」
さっき闇紋が脇腹にあるって言っただろ。
どんな形の闇紋なのか見せてくれ!
アスア「闇紋の形を見たいって、あなた変わってるわね」
アスア「けれど、簡単に脇腹を見せられるような服装じゃないから」
けど、これを読んでるかもしれないイラストを描くファンにとっては大事だと思うんだ!
お腹を見せるような服装をさせる時に、闇紋の形がわからないと困るだろ!
アスア「だから、この服装は脇腹は簡単に見せることができないと言っているでしょう」
脇腹が見えるように服を脱げばいいじゃないか。
よし、オレがやってやる! イラストを描いてくれるかもしれないファンの為に闇紋の形をみんなに伝えるぞ!
服を脱ぐのを手伝ってやるぞ! しゃがんでくれ! 手が届かない!
アスア「ちょっと、なにをやっているの。 スカートの裾を引っ張らないで!」
いてて! なんで足で引きはがそうとするんだ!
闇紋の形を見る為に服を脱がすから、早くしゃがんでくれ!
???「敵を発見」
ざくっ!
な、なんだ!? ナイフが飛んできたぞ!?
キトラ「影は縛った。 仕留める」
え、・・・え? あれ、動けないぞ?
なんでだ! よいしょ、ふぬうううう!
・・・うごけない!
キトラ「ご無事ですか?」
アスア「ええ、なんともないわ」
キトラ「このような魔物、アスア様の手を煩わせるまでもない」
待てえええええ! 目が、マジだ、お前!
オレはアスアに危害を加えるつもりとかそんなの、全くないから!
ただ、アスアに服を脱いで欲しかっただけなんだ。
キトラ「なんと野蛮。 ド変態チビゴブリン」
なんだと!
なんで服を脱がせて闇紋の形を見ようとしただけで変態になるんだ!
だいたいオレはゴブリンじゃないって、何回言わせるんだ!
キトラ「アスア様、今すぐにこの魔物を退治いたします」
キトラ「今生との別れの覚悟はできたか。 ドスケベ真っ青ミミンガ」
待て、ストップだ! ストップ!
わかった! アスアの闇紋は諦める!
もう服は脱がなくていいぞ、アスア!
キトラが現れたからには、闇紋の形を聞き出すよりもキトラ宛の質問を聞いていった方がいい。
アスア「最初から脱ぐつもりはないわ」
アスア「キトラ、その魔物、退治する必要はないけれど、軍の敷地内から追い出しておいて」
アスア「私は軍議の準備します」
キトラ「承知しました」
アスアが行ってしまった。
まあ、キトラ一人の方が聞きやすいこともあるかもしれないし。
じゃあ、質問行くぞ!
キトラ「質問? 何を聞こうというの。 聞いたところで、のこりわずかな命だと言うのに」
待て、だから、ストップだって! アスアには何も危害を加えてないだろう!
キトラ「アスア様の衣服に触れた罪、死に値する」
なんだよ、それ! とにかく悪かったよ!
まず、この動けないのをなんとかしてくれ!
キトラ「反省しているのなら解放する。 死骸の処理も手間」
キトラ「すぐにこの敷地を出て」
じゃあ、3つだけ質問させてくれ! 3つ質問したら出て行くぞ!
キトラ「・・・わかった。 すぐに済ませて」
-キトラって戦士以下の階級の一軍人?
-魔王九戦士や魔王八騎士を目指したりしないのですか?
キトラ「一般の兵士。 当然、騎士や戦士などではない」
アスアの部下なのか?
キトラ「そう。 サタン軍に入る前からずっとアスア様のもとにいる」
キトラ「これからも私はアスア様のために動く。 戦士や騎士になろうというつもりはない」
キトラさんって魔族ですか?
キトラ「魔族」
ESだとニハの衣装みたいなの来ていたからニハ族なのかな、って思ったけど、今は全然違う服来てるもんな。
-敵地へ潜入する際の衣装(ニハに侵入した時の衣装など)は変装用なのでしょうか?もしそうなら普段の格好が気になります。
キトラ「必要に応じて服装は変える」
たくさん服を持ってるってことか。
その日の気分でいろんな格好が出来て楽しそうだな。
-3つもサイズを聞こうだなんて贅沢なことは言いません。胸のサイズだk
待てええええ!
なんでこんなことを聞いてくるんだ! 他のだ他の!
キトラ「3つの質問が終わった。 敷地から出て」
え、最後の質問、ちゃんと質問してないんだけど。
キトラ「出て」
もう一つだけ質問させて
キトラ「出ないなら仕方ない。 死骸の処理は手間だけど、殺す」
キトラ「影縫い!」
うわ! 危ない!
この技を受けると、また動けなくなる!
逃げろおおおお!
てげてげてげてげ
キトラ「逃がさない」
サタン軍兵士「アスア様直属の兵士、キトラさんですね」
キトラ「そうだ」
サタン軍兵士「こちら、サタン様より急ぎの手紙です。 騎士の方へお渡しください」
キトラ「わかった。 アスア様にお渡しする」
キトラ「あの魔物は・・・逃がしたか」