2011/6/7
よーし!これだけくればあと2回できるだろ!
we「うん。そうだね。じゃあ今回がエリー、次回がナルハってことで」
おう!
we「えーっと、時間帯は・・・これでいいか。じゃあ、いってらっしゃーい」
よーし!張り切っていってくるぞ!
てげてげてげてげ
さて、エリーはどこだ・・・って、ここ城じゃねえぞ!?
すっごくファンタジー風な森の中なんだけど!?
おーい!
誰かいないかー!?
・・・・・・
え、オレどうすればいいんだ!?
????「ごぶー」
ん?
ゴブリン「ごぶー」
お、おい!
野生のゴブリンじゃねえか!
なんて危険なところに飛ばしてるんだよ!
ゴブリンB「ごぶぶー」
ゴブリンC「ごぶんごー」
しかも群れ!?
お、おい、すりよってくるな!
ゴブリンA「ごぶー、ごぶー」
いや、コミュニケーション取ろうとしてもオレ、お前らの言葉わからないから!
ちょ、待てって!
???「あ、ゴブリンの群れ」
?????「魔物が出始めた。洞窟が近づいてきたな」
ん?
あれは・・・
エリー!
エリー「・・・ん?今なんか呼ばれた気がしたけど」
ナルハ「こ、怖いこと言うな」
アルバート「あっちの世界からお呼びがかかったようだね。まだ若いのに」
エリー「呼ばれても、意地で帰ってくるし」
ナルハ「ほんとに帰ってきそう」
エリーだけじゃない、アルバートとナルハも!
ララ「つ、疲れた・・・。こんなに遠かったっけ。アルー、おんぶしてー」
アルバート「どうせおんぶするならエリーをおんぶする」
ララ「うっわ。若い子にそんなこと言って、セクハラおっさんだと思われるよ」
エリー「えー、じゃあ、おんぶしてもらおうかなー。さっき足くじいちゃって」
アルバート「ささ、背中においで」
ナルハ「ぶっ。ちょ、ちょい待ってください。アルさんにそんな失礼な。どうしてもなら、俺が・・・おんぶします」
ララ「おー、彼氏君、必死の防衛」
ナルハ「ち、違います。そんなんじゃないです、けど」
おーい!エリー!ナルハー!
リオ「あそこの群れ珍しい種類のゴブリンが混ざっていますね」
オケラ「きっとシャドーカオスが魔界から呼び込んだものしゃ。早く捕獲しぇねば魔界のいきもんでここら辺が溢れかえるしゃ」
ゼノン「もう例の洞窟は近い。気を散らすな」
リオ「あ、はい」
オケラ「すみましぇん」
ララ「はは、怒られてるー」
ゼノン「君達もだ、ララ、アルバート」
ララ「あ・・・はい」
アルバート「すみません」
ゼノンや他の上級天使まで!
なんでこんなところに天使がたくさんいるんだ!?
ゴブリンA「ごぶー」
ゴブリンB「ごぶぶー」
ゴブリンC「ごぶんごー」
お前らに構ってる場合じゃないんだ!
エリーに質問しないと
ちょっと待ってくれー!エリー!
エリー「ゴブリンが一匹こっちに来た」
ナルハ「エリー、下がって」
エリー「ちょっと、ゴブリン相手に下がれはないでしょ。私だって天使なのよ。見ててよ」
いや、ストップ!
戦う気はないから!
エリー「ん?」
オレは人を襲うとかそういうのとは違うんだ・・・ってか自然と受け入れてたけどゴブリンですらねええええええ!
オレは島ペンギンだ!そもそも人襲ったりしないから!
ナルハ「すごい。言葉しゃべってる」
ゼノン「中級天使ナルハ。休んでいる時間はないぞ」
ナルハ「あ、すみません!すぐに行きます」
ナルハは行っていいけど、エリーはちょっと待て。
質問があるんだ!
ナルハ「エリー、行くぞ」
エリー「ごめんね。これから大事な任務なの。また機会があったら」
へ?
いや、それは困る!機会があったらって、こっちの世界の人と機会がそうそうあるもんじゃねえだろ!
わかった、じゃあ、歩きながらでいいから質問に答えてくれ!
エリー「あんまり私語をしてると隊長に注意されちゃうんだけど・・・まぁ、少しならいっか」
お前達、さんざんさっきまでしゃべってたよな
―ラッタってなんですか?
エリー「こんな時にそんな話?」
こんな時ってどんな時だよ
このコーナーには関係ねえ、教えてくれ!
ナルハ「ラッタって言うのは」
ナルハには聞いてねえ!
今回はエリーに聞いてるんだ!
エリー「何って言われても困るんだけど。ラッタはラッタ。食べてみた方が早いよ」
今、この場にないから、口で説明してくれ。
エリー「ツンとした辛味、みたいなのがあるもの」
・・・よくわからん
エリー「でしょ」
―有給楽しんでいってね!お土産屋話を期待してます
ナルハ「ぶっ」
エリー「え、なんで知ってるの」
そりゃ通常版でできるところだし。
で、どういうところなんだ?
エリー「リーシャスは行楽地。セントラルから近いし、ちょっとした連休で遊びに行けるのよ」
―早くリーシャスに行っちゃえ。今すぐ!早く!
エリー「もちろん、行きますとも。もう休みももらってる」
あ、ほら、予定を前倒しした方がいいと思うぞ!
エリー「それもそうね。もう今夜出発しちゃうか」
そうしろ!その方がいい!
ナルハ「疲れてて、絶対無理」
―リーシャス以外に行きたい行楽地は?
エリー「ハンバラガンには行ってみたいかな」
どこだそれ?
なんか聞いたことあるぞ。
エリー「クステンブー地方にある蜃気楼が有名な場所」
蜃気楼って・・・なんだ?
ナルハ「蜃気楼知らないの!?」
し、知らねーよ!
ナルハ「蜃気楼っていうのは大気の温度差が」
エリー「そんな夢がないこと言わないでよ。見えないくらい遠くにあるものが、時々ぼんやりと見えるようになること」
ふーん。
エリー「あとはナルハのご実家も見てみたいし」
ナルハ「ま・・・まぁ、行くことがあったら」
―ナルハ君に不満とかありますか?
エリー「真っ直ぐすぎるところ」
それって良いところじゃないのか?
エリー「真っ直ぐ『すぎる』ところ」
ナルハ「本人いるんですけど」
エリー「あれ、聞こえちゃったか」
―指輪はもう貰いました?貰いました?貰いましたよね!?
エリー「うん。今は家に置いてるけど」
あれ?付けてないのか
ナルハ「今は仕事中」
けど、二人とも腕に赤いリボン巻いてるよな
エリー「これは制服の一部よ」
嘘つけえええ!
―レッドリボンには何か特別な効果があるんですか?
エリー「? 何もないよ」
例えば敵から身を守ってくれたりとかしないのか?
エリー「こんなヒラヒラなリボンで魔物の攻撃を防げるわけないでしょう」
・・・シューティングだとむちゃくちゃ防御性能高いのに
―エリーさんのスリーサイズを教えて下さい
ナルハ「お前、何聞いてるんだ」
ちょ、お、怒るな、ナルハ。
冗談だ、冗談。読者のちょっとしたおちゃめじゃねえか。
―『オックスん』『アルル』『コルジャん』と可愛らしく先輩を呼びますが、この人にだけは軽々しく呼べない!って人はいますか?
エリー「隊長はさすがに呼べない」
ゼノンだから・・・のんのんって呼べばいいじゃないか
エリー「いやぁ・・・無理無理」
ナルハ「というかエリーは基本的に偉大な先輩達に対して慣れ慣れしすぎだから直した方がいい」
―兄弟はいますか?
―兄弟はいますか?
―兄弟はいますか?
―エリーちゃんには男兄弟はいますか?
―面倒見がいいのは兄弟が居るからですか?兄弟、居ますか?
全く同じ質問が3つも来てる。
エリー「一人っ子でーす」
―家族構成が知りたいんです!
―エリーの家族構成は?
エリー「うーん。あんまり話したくないかな」
なんでだよ
エリー「まぁ、いいじゃない」
―親族にハーニという人はいませんか?
エリー「あれ、叔父ちゃんのところに今度生まれた子がそんな名前にするって言ってたような・・・結局どうなったんだっけ。そういえば最近、叔父ちゃんと連絡取ってないな」
叔父の娘がハーニ・・・ってことはハーニとエリーは従姉妹ってことか?
今年生まれたって、従姉妹で偉く歳離れてるな
エリー「うちの親は結婚早かったからね。母親とか私くらいの歳だと、もう私を産んでるはず」
ゼノン「この坂を上りきったら例の洞窟だ。ここで休憩を取る。各自、戦闘の最終準備を行うよう」
お、休憩か
ちょうどエリーへの質問も終わったしタイミングよかったな
エリー「いよいよ、ね」
アルバート「エリーは自分の身を第一に考えて、援護に徹するように。わかったね」
エリー「はい。力になれない自分が悔しいけど。ナルハ、頑張ろうね」
ナルハ「・・・」
エリー「おーい。もうお昼だぞー。起きないと魔物にやられるよー」
ナルハ「あ、悪い」
アルバート「どうした?大丈夫か?」
ナルハ「いや、少しルーシのことを考えてて」
アルバート「後輩を想うのはいいけど、目の前のことを片付けてからだ」
ナルハ「はい!」
盛り上がってるところ悪いんだけど、次はナルハの番だからな。
ちゃんと質問に答えてくれよな!
次回が最終回となります。
ナルハへの質問をお待ちしております。
続く
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