コケの生えるまで　放置された部屋
昔と違って　世が荒(すさ)んでいく

笑いあって　喜びあって　生きてきた時代が
ボクのいる時を　消すように蘇る

君の眼の前に　広がる景色が
曇りのないもの　そう感じていたのなら

君が知らぬ間に　描いていたんだよ
自分だけの　穢れなき(ケガレナキ)景色

初めは誰も　筆を走らせて
一人一人が　違う絵を夢見る

嫌なことから　逃げて目を逸らし
繰り返すたびに　景色は色を失う

ぐっと堪(こら)えて　立ち向かって　生きていく　過程で
ボクのいる時が　少しずつ彩(いろ)られていく

君の眼の前に　広がる景色が
先が見えないほど　霞(かす)んでいたとしても

君が何かを信じ　進み続けたのなら
見えてくるよ　穢れなき(ケガレナキ)景色
自分だけの穢れなき(ケガレナキ)景色