託された物だとか　聞かされた事だとか
握り締めたはずなのに　雪界―セカイ―に溶けてた

誰かが埋め忘れている　小さな隙間を
探してそれに触れること　ボクにもできるかな

白い翼を君の背中に　ボクは見ていたいから
空に舞い散る羽を集めて　「届け」 強く想った

積もり続ける想いの欠片　今日も溶けて消えるよ
次の誰かが歩くその先　そっと染め上げていく

失った者だとか　置いてきた人だとか
変えられないことなのに　それでも輝く

ボクの姿を君が見て　どんな顔するの
認めて側にいてくれて　共に歩けるかな

絶えず流れるイマという時　君を見つけられない
空に舞い散る羽を集めて　「戻れ」 強く願った

積もり続ける願いの欠片　今日も溶けて消えるよ
次の誰かが歩くその先　そっと染め上げていく

ほら今　飛び立とう　君がいたあの空へ
離れた二人の　未来が重なる

溢れ出てくる音のない声　すくい抱き止め乞うよ
空に舞い散る羽を集めて　「守る」 強く誓った

積もり続ける誓いの欠片　今日も溶けて消えたよ
次の誰かが歩くその先　白く染め上げていく